スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

"Strange FLT"

2/1/10
Duration of FLT: 4.5hrs
Route of FLT: PHNL-PHLU-PHUP-PHKO-PHNY-PHNL
Instrument App:1(ILS RWY4R HNL)
Normal T/O:5
Normal LDG:5

今日こそは、と思っていたIFR XC。前日、Mr.Mの職場の飛行機を見せてもらったアト、今日の予定を「アトで連絡する」とだけ伝えられていたのだが、今日の離陸時間になっても現れない。仕事で忙しかったら連絡もできないだろうし、ウダウダしてても仕方がない。またまたVFRで出ることにした。

ちなみに、Mr.Mんトコんの飛行機というのがコレ↓
G159.jpg

Gulfstream159という飛行機らしい。1950年ごろ設計された飛行機で、Mr.Mはコイツでミッドウェイやクリスマス諸島に行っているらしい。機体レジもスゴイ!N8E!

「3ケタ?これだけ?」
「そうだ、これだけだ。」

歴史を感じさせる。しかし現役バリバリだ。飛行諸元では30,000ftまで上がれるらしい。昔はリジョナルとして大活躍していた機体だ。

コックピットも見せてもらった↓
G159cockpit.jpg

自分が自家用ながらもパイロットになってみて、大きな飛行機の計器類を改めて見てみると、1つも無駄な計器類がないことがわかる。ターボプロップ、これはクールだ!

ハナシをFLTに戻す。
もう、ここのところ似たようなXCの様子ばかりお送りしているので、改めてビデオをセットすることもないだろうと普通にプリフライトを始めた。今日の機体は相棒46J、ドアを開けてMASTER SWをONにしたとき、左席ヨークのPTT部を見て愕然とした。(別にG159と比べて愕然としたわけではない。)

PTT.jpg

PTT SWがない!!

実は前日のFLTでもPTTが不調だったので、初めて機内設置のハンドマイクを使った。XCではそれは避けたかったので、外付けPTTを近くのパイロットショップで買おうと思った。が、売り切れだった・・・なので、ハンドマイクを使うつもりではあったが、まさかPTTのSWが消滅しているとは思わなかった。
ところが、右席の床の上にオレンジ色の見たことのある、0.5cm程の傘型のパーツを発見。まさか・・・と思いつつヨークの穴にはめて、AVIONICSをON、COMを123.45MHzにセットして押してみると、ちゃんと動く!念のため、フロントオフィスでセロハンテープを借りてきて、仮止めをしておいた。

FWY4でいつものように出発、ビデオはいいだろうと思ったときに限って、パンチボウル近くでヘリとすれ違ったり、11時方向上空に軍用ヘリ2機編隊と遭遇したり・・・

前回と違って今回のXCはFLT日和な天候、VFRだし迷わずKALAUPAPA(LUP)までのFLT FollowingをHCF DEPにリクエスト、高度も(Class Bの通過後に)2,500を予定する旨を伝えると、Class B飛行中に2,500ftまでの上昇クリアランスを貰った。

洋上に出て程なくモロカイ島が見え、さらにはラナイ島まで見えてきた。視程はすとてもイイようだ。
すべてが順調、HCFがトラフィック・インフォを伝えてきて応答し、押していたPTT SWの圧力を抜いたとき、悲劇が起きた。

穴に入れてテープで仮止めしたPTT SWが、それを押していた親指にくっついて抜けたかと思ったら、スグに下に落ちていった!床を見てみるが、飛行中の姿勢で見える範囲内には見つからない。HCFとの交信はまだ終わっていない、どうする?

パニックにこそならなかったが、これには少々慌てた。なんせ、冷静に対処しないとNO RADIO(NORDO)となり、自分の意思を伝える方法がなくなってしまう。
こんなとき、まずトライすることは機内設置のハンドマイクを使うこと。ひとまずこれで対処できたが、HCFが言うには、どうも聞き取りにくいとのこと。

そこで考えたのが、自分のヘッドセットのジャックからプラグを抜いて、右席のジャックに繋いで、右席のPTTを押して交信すること。HCFとの交信がとりあえず終わった瞬間にCOMをスピーカーに切り替え、ヘッドセットを右席ジャックに繋ぎなおす。自分でも寒心する位に素早かったと思う。左手は左のヨーク、右手を右のヨークのPTTに添え、HCFにRadio CHKした。バッチリだった。

このまま、モロカイ島に到達してMKK TWRにClass Dトランジッションをリクエスト、LUPのCTAFアナウンス、全て右ヨークPTTで送信した。意外と何とかなるもんだった。

LUPにLDGしてエプロンに向かうと先客がいた。C172Rのようだった。ターミナルビル(というより小屋)には、そのPICとパッセンジャーらしき人物たちがいたが、結構大柄な男女があわせて4人いた。C172に4人?たしかにC172は4人乗りだけど、PrivateのイントラだったMr.Gは、「あれは3人乗りだ」と言っていた。

そんなことは置いておいて、まずは機内の床に落ちているであろうPTT SWを探す。座席の下にあった・・・これを再度穴にはめて、テープで囲うように仮止めし、そして細心の注意で触るように心がけた。

次はUPOLU(UPP)に向かうが、ラナイ-モロカイ間の洋上でFlight Followingをリクエスト。UPPに向かう旨は確認されたもののしっかりと伝わったようだった。それから5分後、HCFがなにか言ってきたが聞き取れなかったので、

"Sorry, say again?"

と返すと、

"Where do(もしくはdid) you land?"

と訊いているように聞こえたので、

"Destination is UPP"

と答えると、

"46J, RGR"

という応答の背後に、なぜか大勢の人が大爆笑する声が聞こえてきた。なにか間違ったことでも言っただろうか・・・たぶん、最近46Jか12FでKONA(KOA)までよく飛んでいる、変な英語を喋り、しかもあまり英語の通じないパイロットということで有名になっているんだろうか?

UPPに着くと、これまた不思議な光景を見かける。めずらしく先客がいた。ただ、こっちがCTAFでずっと呼びかけているのに、なかなかそのトラフィックが応答してこない。Final 5NMからRWY7上にいるセスナが見えた。パターンを回っているようだ。先客がいるのであれば、Cross over mid fieldで風向確認する必要はない。そのままストレート・インすることにした。Final 3NMのところで当該トラフィックの応答があった。ただし、当初Insightしていたトラフィックを、パターン高度到達時にロストし、CTAFではDownwindにいると言っていた。このままではかち合いそうなので、パターンの外、Finalの3NMでLeft360をすることにした。CTAFでアナウンスして180°まで旋回したところで、目を疑った。自分の真左のFinal上にトラフィックがいるではないか!全然Downwindではないし!ちょっと間違えば衝突の可能性だってある。

当初、Full Stopをコールしたが、このトラフィックは気が済むまでパターンを回っているつもりらしい。Full Stopしてエプロンに入ったら、次にいつRWYにタクシーできるかわからない。Touch and Goに切り替えて、とっととDownwind Deaprtureすることにした。

KONA(KOA)はRWY17にLDG、給油のためFuel Firmに向かうと前回同様ヘリが給油していた。ロビンソンR22だ。R22は給油後RWY17のRight Patternを回り始めた。給油を始めると、少し大きなC172のような機体が1機、Fuel Firmのすぐ近くまできて待ち始めた、それもENGを切らずに・・・そこから5分後、別のC172がその後ろに並ぶ。こんなこともあるんだ・・・
給油を終えて機体に乗り込んだところで、スグ後ろの機体のENGが止まる。RWY17atGからのIntersection Departure、目の前にGo Mokulele(というエアライン)のビジネスジェットがいる。Go Mokuleleのアトに、"Caution wake turburance, RWY17 Cleared for take off"のコール。ここはFlap10でShort Field T/Oのコンフィギュレーションで上がる。なぜならGo Mokuleleの飛んだパスの上を飛んでタービュランスを避けるためだ。60ktで100ftまで上がったアト、Normal Climbに切り替える。

LNYを経由してHNLに戻る。途中、クジラらしきものを数回見かけるが、4,500ftからではよくわからない・・・HNLは最近の定番(?)となったOff shore approach with Radar Vector for shooting ILS RWY4Rのリクエスト。正直、FWY2で2000ft維持で帰ってくるよりもラクだ。Finalに乗るところで、灰色の軍艦が水上に見えた。イージス艦のようだ。そしてまたPTT SWが外れて床に落ちる・・・

ILSの6.1DME地点△PERLYでHNL TWRにコンタクト、Cleared to Landのコール。接地まではまだ時間がある。TWRがなにか言ってきたが、よくわからなかったので伝家の宝刀"Say again"をかけた。すると、

"Disregard go around direction, cleared to land RWY4R"

え?Go Aroundの指示だったの?ま、Disregardだったので、そのままcontinueする。TDZまで1NM 切ったかというところで、

"N46J, Go Around, fly RWY HDG then enter left dowind RYW4L"

まさかのGo Aroundだ。理由はよくわからなかったけど、Cross RWYの8LにLDG TRAFFICでもあったのだろうか。RWY4LのLeft crosswindに入ったところで"Cleared to land"のコール、ふとRWY4Rを見るとB737-800がShort finalにいた。なるほど、民航ジェットをGo Aroundさせるよりはジェネアビ機をGo Aroundさせた方がいいということか。

RWY4LのTDZ abeamを過ぎたところでパワーを絞り始め降りる準備を始めたが、そこでまた、

"N46J, RWY change, RWY4R, cleared to land"

と少しだけ申し訳なさそうに言ってきた。Go Aroundさせた埋め合わせだったのだろうか?

無事に降りてXC FLTを終える。飛行時間は前回と同じ4.5Hrs。
このあと、外れたPTT SWをフロント・オフィス持っていき、「お願いだからコレを直してください!」と頼んできた。

今日のEn Routeの画像↓
sky.jpg



これまでの飛行時間:168.8Hrs

コメントの投稿

非公開コメント

PTTとGo Around

これは、慣れですかね。。。 ATCは1人しか話せないので、忙しそうに聞えますが、実際はそこまで忙しくなかったりして。。。 まあ、こんな経験が後々になって役に立ちますよ。 50時間のX-C Requirementsはこんな経験をする為ですからね。

まあ、 「Go-Aroundは危険な操作」と言う事を忘れずにしていれば大丈夫ですよ。 ATCよりも高度の方が大事ですからね。 でも Stallしなくて良かったですね。それと、「Rwy Heading, Left Downwind 4L」と簡略する事も意識してはどうでしょうか? その為にも、今後もHand Mikeを使って飛行するとか。 Headsetは聞くだけ専用としてね。

でも、慣れれば簡単ですよ。 右手はPwrとFlapそれにNav-Commぐらいでしょ。

----------

グラマンですか。 なるほど。。。。。 グラマン製のバスをたまに見かけましたが、あれも、このグラマンですかね。

話しやすさと飛ばしやすさ。

慣れだとは思うんですが、ハンドマイクでも意外に交信は普通に出来ました。
ただ、思ったのは、右手にハンドマイクを持つため、「話し終わるまで機体の操作がしずらい、ということに気づきました。

今回のFLTでは、HNL RWY4RでGo Aroundしていますが、このときのATCの指示が実は長くて、

"Gp around, fly RWY HDG, then enter left downwind RWY4L"

とリードバックしています。この間、喋ることに集中してしまい、フルパワーにしませんでした。これは反省点の1つですね。
アトから思えばですが、フルパワーにして上昇かけてからリードバックしてもなんら問題ないはずでした。

その点PTTがあれば、自分の手を操縦に集中させることができるので、やはりいまどきはPTT(ヘッドセット)主流だと思います。今は安いもので150ドル程度からあるようです。

G159、グラマンの飛行機らしいですね。ですが、ガルフストリームはグラマンから派生しているようで・・・調べてみたらGuramman G159 Gulfstreamという表記をよく見かけました。

昔は、、、

PTTスイッチですか、、、 私の時はマイクが主流でした。 でも小型機と言え、爆音のするセスナ。400時間ぐらい飛行していると聴力の低下が出て、最後は黄色い耳栓をして飛行していました。 それでも、ヘッドセットは贅沢品でしたね、その頃は。

N-8E、Gulfにプロペラ機が有るとは知らなかったなぁ。

プロフィール

KOMMYthePILOT

Author:KOMMYthePILOT
このblogでは、FAA Commercial Pilot(ASEL, AMEL) with Instrument Rating(事業用固定翼単発・多発操縦士+計器飛行証明) KOMMY(元ハワイ駐在員:現在は日本在住)のFLT(Flight)の模様をお送りしています。


ちなみに、
1970年生まれ、九州生まれの"おいさん"です。
(ウチの地元では、"おじさん"のことを"オッサン"と言わずに、"おいさん”と言います。)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2アクセスカウンター
FC2オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。