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"ARIGATO、GOZA(I)MASU"

1/9/10
Duration of FLT:1.0hrs
Route of FLT: PHNL-PHJR-PHNL
Normal T/O:6
Normal LDG:6

以前、長男を乗せて飛んだことがあったが、次男の番がきた。
大統領TFRのせいでのびのびになっていたが、土曜日の昼下がり、飛ぶことになった。ちなみに長男は6歳で、次男は4歳。乗せる側としていちばん気になるのは、大人しくしていられるかどうかだ。

天候は、曇り。遊覧向きではないかもしれない。霞も出ている。そしてKONA Windのコンディションだ。
とにかく、スクールに向かう。
風は220@12kt、RWYに対してほぼHead Windだ、問題ない。上がることにした。

ところで、RWY22/26 in USEのときは、出発方式が異なる。West Loch 3というdepartureになる、そしてコイツは初体験だ。
難しくはない。RWY22/26を離陸後、可能な限り早い時点で北へ旋回しRWY26の北に出て、そこからパールハーバーの3つの入り江の内、もとも西側に位置するWest Lochの上空まで飛ぶというもの。高度は1500ft、ルートとしては米軍のヒッカム空軍基地の上空を飛んでいくことになるはずだ。

エプロンに出る。耳を劈く轟音、州空軍のF15Cがバーナーを炊きながらRWY22Lを上がっていく。

長男のときと同様、passenger briefingをする。

「いいですか、耳に他のおじさんが喋っているのが聞こえてきたら、静かにするように。それから、気持ち悪くなったら早く言うんですよ。わかりましたか?」
「ハイ!」
copi.jpg

長男同様、返事は元気がよい。長男のときは、離陸してKALAEROA(JRF)に到達するまでは元気だったがTGL3本で帰ることにした。さて次男はどこまでもつだろうか。

12Fの右席に座布団を敷いて次男を乗せる。ヘッドセットを付けてプリフライト。ENGをまわして、アビオのスイッチを入れる。

「聞こえますかー?」
「聞こえます!」

RUNUPを終えてGroundにコンタクトすると、No.3だった。その後、逐次別のトラフィックがチェックインしてきて、No.6には46Jがエプロンまでのタクシーをリクエストする交信が聞こえてきた。これは校長のMr.Mだった。
"N9512F, hold your position"
GNDから言われなくても、目の前をRWY22LからTaxiway Eに抜けるGulfstreamが見えてるし、さっきまで隣に居た別のセスナが今出て行ったばかりで、忙しいのはよくわかった。

「パピー(我が家では、父親のことをこう呼ぶ)、なんでまだ動かないの?」
「いつも言ってるでしょ、順番順番なんだよ。いい子にしてたら動けるから、待っていなさい。わかりましたか?」
「ハイ。」
わが子とはいえ、子供相手は結構大変だ。

Taxingのクリアランスが出て、taxi way "C"経由でRWY22 at "P"までタクシーする。そして、"P"に差し掛かったところで、GNDが妙な指示をしだす。
PHNL AFD


"N12F, continue taxi "C, hold short RWY26R"

つまり、"P"でRWY22LをHold shortするのではなく、"P"を通り過ぎてひとまず”C”をそのままタクシーしつづけ、交差するRWY26R手前でHold shortする、というところまではわかった。ただ、この段階では、頭の中にあったのは、

「26Rを横断後、そのまま22LのRWY ENDまで行くのだろうな~」

だった。

RWY26RのHold short line手前で完全停止し、しばし待つ。GNDからはほぼ放置の状態・・・

"HNL GND, N9512F, holding short RWY26R, could you...could I...contact to TWR?"
"Affarmtive, should be monitor on TWR"

じゃあいつものようにMonitor to TWRをコールしてくれたってイイのに!
で、TWRにスイッチする。しばし待っていると。

"N9512F, RWY26R at taxi way "C", position aqnd hold"

耳を疑った。自分は小型機で、RWY26Rから上がる理由はナイ。GNDからは22Lへタクシーしろと言われてきた。思わず応答したのが、

"HNL TWR, N12F, we're holding short RWY26R"だった。

しばしの沈黙・・・


TWRがNE boundへの出発かを聞いてきたが、WL3(つまりNW bound)での出域と答えた。
次になにか聞いてきたが、HDG044のなにかあどうかを聞いてきたのだが、まだ地上に居て、26RをHold Shortと答えた。念のため、

"Confirm, Position and Hold RWY26?"

とも聞いてみた。そして落ち着いた感じでTWRが言ってきたのが、

"OK, N12F, I say again, Position and Hold RWY26R"

と文節を区切るようにゆっくり言ってきた。

"Position and Hold RWY26R, 12F"

そして次の瞬間、ヘッドセットに聞こえてきたのが、

"Arigato, goza(i)masu"
だった・・・すかさず、
"どういたしまして"
と完全な日本語で応答した。

「ああ、以前もKさんとのXCの帰りにスタジアム近辺まで降っておいてNegative言ってたあのフランクなおっちゃんかー。」

あのときはテンパってたけど、今回はわからないことをconfirmして、「どういたしまして」まで言ってやることができた。たぶん、JALやANAのパイロットや他の日本人パイロットが笑っていたに違いない。

そして、Position and Holdのため動いていたそのとき、次男の口から信じられない言葉が!

「パピー、眠いよ~」
「(!!!有り得んだろ!)いいよ、寝てていいよ。」

こうして、次男は離陸前に昼寝に入ったのだった。



RWY26Rから上がるというのもレアで、KONA Windで上がるのも初体験だというのに・・・そんなことを考えながら、West Lochを目指す。Harbor viewに差し掛かったらJRFにコンタクトして、それでも次男は起きないため、5本程度TGLをすることにした。

JRFのコンディションは概ねHead windからRWYに対し最大40°程度の風、12kt程度。それほど難しいコンディションではなかった。TGLを5本ほどやって、その間次男が起きることはなかった。



JRFをDeparture to NorthしてNorth 2 ArrivalでHNLに戻ろうとすること、念のため次男を起こそうとしてみたが、やはり起きなかった。仕方がないので、そのままRWY22RにLDG。



そしてエプロンに戻り、ENGを切って、

「ハイ、着いたよー。終わったよー。面白かった?」
「面白かった。」
「また乗りたい?」
「もう乗りたくない」

なんでやねん!

これまでの飛行時間:148.2Hrs

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KOMMYthePILOT

Author:KOMMYthePILOT
このblogでは、FAA Commercial Pilot(ASEL, AMEL) with Instrument Rating(事業用固定翼単発・多発操縦士+計器飛行証明) KOMMY(元ハワイ駐在員:現在は日本在住)のFLT(Flight)の模様をお送りしています。


ちなみに、
1970年生まれ、九州生まれの"おいさん"です。
(ウチの地元では、"おじさん"のことを"オッサン"と言わずに、"おいさん”と言います。)

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