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"This is Student Solo!"

【動画情報】
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08/14/09
Duration of FLT: 1.2hrs
Route of FLT: PHNL-PHJR-PHNL
Normal T/O:10
Normal LDG:10

チェック・ライド(実技ね)とオーラル・テスト(口答試験ね)受ける前に、クリア
しておかなければいけない飛行時間の基準がある。
FAAの場合、全部で40時間、内10時間のsolo、さらにその内1回はXCをsoloで行っ
て帰ってくること、他にもNightで3時間だとか、TGL10回以上だとか・・・
これを日本にもって帰って日本の免許に書き換えるためには、soloについてだけ言うと、全部で10時間、内soloのXCは5時間を満たす必要がある。
前の記事でも書いたけど、このXCは、出発地点から最後の到着地点の飛行距離(各飛
行場間の直線距離)が270km以上で、途中で2回のLDG(生地着陸って書いてあったけ
ど、ナニ?生地って?)が必要となる。このため、オーソドックスなルートとしては、最小で一辺が50NMの正三角形よりも大きな三角形を描くようなルートとなる。

このリハとして飛んだのが、先週のKONAだ。ハワイ諸島って必然的に直線的なルートの往復になりがちだが、とある情報によれば、ルートを描く三角形がひしゃげている、つまりすごく高さの低い三角形になると、往復を同じルートを通ったとみなされ、日本では認められない場合があるらしい。
そんなことで折角のsoloの飛行時間をパーにしたくないので、前回のような五角形のような六角形のようなルートを作った。途中で寄り道すれば、5時間は余裕でクリアできる。これは今、Mr. Gから制限されている「ヘッドウィンドで15kt、クロスウィンドで5kt以内」のコンディションを待てば、飛べる。
そして、最近天気はいいけど日中はGustyな日々が続いている。

ここで2つのことに気がついた。
ここ最近、自宅にいても夕方から朝にかけては風を感じない。日中は心地よい強めの風を感じる。24時間分のMETARを見てみた。すると、ほぼ例外なく、9:00AMまでは風が弱く、それ以降夕方までMETARには"G"の記号が記載されていた。
もう1つは、残り5時間のSoloをどうするかだ。XCに2回行ってもいいんだけど、それだと、コンディションを待たないといけない日が最低2日必要だ。
そこで思いついたのが、Early Morning Training(言い換えれば、朝練)。つまり、風の弱い7:30AMくらいにTake Offして、Gustingが予想される9:00AMまでにLDGすれば、制限内でのStudent Soloが成立する。1FLTがこれまでの経験で平均1.2hrsだから、5~6回同じことをやれば、基準をクリアできる。
もちろん6年前の時点でSoloの飛行時間が8.1hrsあるので、それを合算することはできるのだが、LOG BOOKの書き方が日本とアメリカで違うとも聞いたので、今の訓練では、新しいLOG BOOKに日本方式で記載している。念のため、ハワイの訓練だけでこれらの基準を満足するように飛ぶつもりだ。
余計な飛行時間?とんでもない、これはあとでsoloの飛行時間としてIFRに必要な時間としても、自らの経験としても生きてくる。日本ではライセンス取得後のFLTしかPIC(Pilot In Command:機長ね)の飛行時間として認められないけど、アメリカではStudent soloもPICにカウントできる。

前置きが長くなったが、そーゆーことで朝練(中学の部活を思い出すな・・・)に入ることにした。
今週の朝練は木曜と金曜に設定したが、木曜日はTropical Storm Felicia(オアフに来たころには、すでにただの低気圧だった)の影響でKALAELOA(JRF)近くのシーリングがBKN014という微妙な天気だった。Honolulu(HNL)を上がってJRFに向かう高度が1,500、JRFから帰ってくるときの高度が2,000、つまり、雲の中に突っ込む予定になる。これはVFRでは認められない。

ということで待ちに待った金曜日の朝。
本当に風は止んでいる。HNLは3~6kt、JRFは¥0~4kt、今までの日中に飛んでいた感覚では考えられないコンディションだ。
ただ、コレが絶好のコンディションかといえば、実はそうではない。
以前もほぼ無風のときに飛んだことがあるが、そのときはLDGでやたらと機体が跳ねた。たまに、ノーズから接地してたりとか。これは、ハワイの風の影響らしい。つまり、風がある程度吹いているコンディションに自分が慣れてしまったらしい。そのためには、FLAPsをいつもは20°しか使わないのを30°まで使ったり、ラウンド・アウトの姿勢であまりジタバタせずにじっと耐えることが必要になる。

今日はいつもとは違う540に乗る。ここのところ高級(?)なインジェクション機12Fばかり乗ってて、なおかつ乗ろうとしているのが馴染みのある46Jではなく540、なんとなく違和感はあった。以外に重要なのが、シート・ポジション。クルマと同じ、ヨークやラダーペダルが操作できるか、前は見えるか等々。540には過去1回だけ乗ったことがあり、シートバックがしっかりしていて気に入っていた。12F
と540ではクッションは要らない。けど46Jは要るんだよな・・・

ENGを回す前にクリアランスにコンタクト。他のトラフィックがクリアランス要求しているが、なんか音量が小さい。
今日はこれまでと似たような映像しか取れないので、カメラは積まずにお勉強用ICレコーダーのみ積んでジャックにつなげた。念のためICレコーダーを外して見るが変化なし。実は、フォーンジャックからY型のアダプターでICレコーダーとヘッドセットに分岐させていた。ここでYアダプターを外して、ヘッドセットをジャックに直付けする。少し改善した。それでもまだ小さい。
無線機の音量、自分のヘッドセットの音量のツマミ、すべて最大・・・

ひょっとして、これが540の標準クオリティ?

今週は水曜日にもMr.CとのNightを予定していたが、目的地のLanaiがBelow Minimumのためキャンセル、昨日もキャンセル、明日は飛べる保証がない、コレを逃すと今週No FLTになっちまう。意を決してクリアランスにコンタクトする。

聞こえなくはない。46Jも12Fも、いつもはもっと音量を大きくしているので、なんとなく心細い感はあるが、離陸することにした。
マジック・ワード"Student solo"を語尾に付けながら(これがあると、管制官が優しくなる)手順をこなし、HNLをTake Offした。

ここのところXCばかりだったので、久々のH1西行きルート、JRFにコンタクトし、QuarllyからRWY4Lのダウン・ウィンドに入る。WindはCalm、TGL集中訓練の始まりだ。

1本目:高度処理のためFLAPsは30°、ラウンドアウトで「もうそろそろフレアか?」と思ったら接地。どうやら見え方が12Fと違っているらしい。
2本目:同じように進入、設定。ラウンドアウト時の目線を意識して確認。見ているのはRWYエンドであることを確認。1本目よりはイイが、ストールのウォーニング・フォーンが鳴らない。それと、前方にTouch Down Zoneが見え、ずいぶん手前で接地している感がある。
3本目:RWY4Lのスレッショールドから、手前に伸びているTaxi wayへ向かってコースト・ガードのC130がタキシングしている。TWRが言うには、「C130の上空を飛ばないように」


え~?それ、Finalのパスを通過するなってコト?

でベース・レグからC130の位置を確認すると、スレッショールドの手前100ftくらい。
0814solo.jpg
つまり、Studentに斜めなアプローチを要求しとる?

パターンの在空は540を含めて2機、間隔がが短くなっているのはわかるけど、普通LDGのTrafficを優先させて、タキシングのトラフィックはHold Shortなんでないの?
ま、考えてもしょうがないので、この時点で95%くらいの確率でGo Aroundだろうと予想し、斜めにアプローチを始めた。水平方向のコントロールはどうにでもなるけど、C130をやり過ごすように飛ぶには高度処理に必要な距離が足らなくなった、つまり十分高度が落ちきってないのにショートカットしてるから、結果的に高すぎになる。アプローチ開始後、C130をやり過ごしてファイナルに入るまでに
約5秒、Go Aroundした。

4本目:まあまあよくなってきた。ずいぶん長いことラウンド・アウトで待っているようでも、接地がTDZのスグ手前。
5、6、7本目:ようやくホーンが聞こえ出す。TDZ上に乗って接地するようになる。
8本目:憶えていない、けどだいぶ疲れてきた。

全般を通じて、なんとなくギアのサスペンションに違和感を感じてた。ドシンまでいかないけど、爽快感もあまりないLDG。風はないのに、接地後になんとなく機体が左に流されているような、そう、ズル~、っと。

とはいえ、満腹感だけは感じ取り、別のトラフィックがQuallyからリポートし
てきてた(つまり、パターン在空機がさらに増える)し、この辺でやめることにした。飛びなれたコース、JRFを北側に抜けつつ1,500まで上昇、H1を越えたあたりから2,000へ再上昇する。HCF APPにコンタクト、なにを言っているか理解はできるが、やはり音が・・・モゴモゴするというか小さいというか。

いつもどおりの手順でHNLに帰投、ただし、

"N66540, unable to comply with LAHSO, this is student solo"

まるで伝家の宝刀、TWRにコンタクトした直後、LDGクリアランスとなった。

さて、締めくくりのLDGはと言えば・・・今日一番最悪のLDGになった・・・ノーズからの接地、跳ねる跳ねる。しっかりMr.Gにも見られていた。

アトから思えばだが、
やはり540のシート・ポジションが46Jと違うのか、見え方が全然違うのか、
それとも無風でのラウンド・アウトに慣れていないのか、
いずれにしても課題の残るFLTとなった。

やはり相棒は46Jのようだ・・・無線も機体の愛称も合っているようだ。クッションは必要なんだけど・・・
Mr.Gが言うには、ラウンドアウトでジタバタしないこと。でもなー、ジッとしているうちに接地しているんだから、むしろフレアのし忘れか?

次の朝練は火曜日、たぶん風は弱い。そのときにもう一度練習だ。



■ワンポイント
・無風のときは、FLAPs30°でDRAGとLIFTを稼ぐ
・ラウンドアウトはジッとがまん、RWYエンドと機体の位置関係を見つつ、少しずつフレアを

これまでの飛行時間:85.6hrs

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KOMMYthePILOT

Author:KOMMYthePILOT
このblogでは、FAA Commercial Pilot(ASEL, AMEL) with Instrument Rating(事業用固定翼単発・多発操縦士+計器飛行証明) KOMMY(元ハワイ駐在員:現在は日本在住)のFLT(Flight)の模様をお送りしています。


ちなみに、
1970年生まれ、九州生まれの"おいさん"です。
(ウチの地元では、"おじさん"のことを"オッサン"と言わずに、"おいさん”と言います。)

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