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"Wind variable"

06/11/09
Duration of FLT:1.2hrs
Route of FLT: PHNL-PHJR-PHNL
Normal T/O:9
Normal LDG:9

実はこの先3週間ほど飛べそうにないかもしれない、ということになった。

というのも、今週末から1週間出張が入り、ホノルルに戻ってくるまでにイントラのMr.Gが2週間旅行に出かけることになったためだ。
この間、Mr. Cに、技量維持のため飛んでくれないかお願い中だが、まだ返事が帰ってこない。

ということで、今週アト2FLTは、ひたすらTGLだ。

METARでPHNLとPHJRの風を確認すると、PHNL離陸時はほぼHead Windで問題なし、PHJRでTGLをやるころには、陸から海に向けてのクロスウィンドになりそうな感じだ。

さっそく購入したICレコーダーをヘッドフォンジャックに繋げたが、やはりヘッドセットのボリュームが下がる。ICレコーダーはどの道仕事に使うからムダにはならないけど・・・
このICレコーダーのMIC端子にはプラグイン・パワーの表記はない。ん~~~、念のため試してみるか・・・取り出したのはPC用のヘッドセットでマイク端子とフォーン端子がついたもの。
こいつには電池が入っていなくて、PCに繋ぐと動くわけだから、つまりプラグイン・パワーのマイク端子に繋がないと作動しない。
で、ICレコーダーにコイツを繋いでクリアに録音できればプラグイン・パワーであることが証明される。そうでなければ、無音のハズだ。
さっそく両方の端子をICレコーダーにつないでRECしてみた。

・・・まず、録音している段階で、自分の声がヘッドセットから聞こえる・・・で再生すると、クリアに聞こえる・・・ダメじゃん。

こうなると疑うべきはケーブルになるのか?抵抗値がでかい?それともダイオード噛ませれば解決?
やはり以前カキコミ(VATSIMの記事のrokonさんから)の情報のケーブルを買ったほうがいいのか?

気を取り直して離陸して、KALAELOAに向った。

ATISではVariable@5kt、RWYは22、TWRをモニターすると、すでに先客がいるようで、22Rでパターンを回っているようだ。

TWRからreport 2nm finalを指示され、LDG1本目はストレート・インで入る。なかなかキレイにキマッタ!
ここからLeft close Traffficに入り、TGLを続けるが、風は変わらずvariable。しかし、Mr. Gはクロス・ウィンド・コンポーネントに気が付いたようだ。気のせいかウマくパターンの長方形を描けない。
どうやらただのVariable 5ktではなさそうだ。2本目はfinalがふらつく、タービュランスだ。ヨークに強いプレッシャーを感じた。Go Around。

とにかく、Variableという情報のとおり、本当に風速(速さと向き)がコロコロ変わっているようだ。5~7ktくらいだとあまり意識しなくても大丈夫だと思っていたけど、真横のクロス・ウィンドになると結構RWY上で機体が流される。

挙句の果てにはTail Windにまでなって、ラウンド・アウト以降の滞空距離が伸びる伸びる。次のアプローチではMr. GがFlap30(30°降ろす)をコール、こんなの初めてだ・・・
最終的には100@11ktとか言ってた。

単にクロス・ウィンドがあるだけならまだマシで、今日は結構タービュランスを感じた。
それも、ラウンド・アウト中のRWY上で。

ここでGoogle Mapのスクリーンショットを用いた解説。
PHJR.jpg
RWYは22L、画像の右上の赤矢印がラウンド・アウトの開始点、まあここに接地できれば理想なのかな、そういうポイント。
で、RWY22Lから見ると左に森(Mr.Gが森と言っていた、林だと思うけど)あり、RWY29とクロスしているところで途切れている。
ということは、ラウンド・アウトなりフレアなりグランドロールなり、気をつけていないと、ここでいきなり予期せぬ横風を受けることになる。
実際、このタービュランス後のTake Off Rollでは、機体が斜め45度を向いていて「ウオ!」と思わず日本語で言ってしまったくらいだ。

クロス・ウィンドはいい練習になる。ただ、今日思ったのは、必ずしもLDGだけのものではなく、パターンをちゃんと描く上でも練習になると感じた。
要は、FinalでCrabやWing Lowでクロス・ウィンドの修正をするだけでなく、離陸後の修正(これは無意識にやっている)や、その後のクロスウィンド、ダウンウィンド、ベースの各レグでも実は修正は必要であり、風をビジュアライズして、パターン全体をプランニングしなくてはいけない、ということを学んだ。これはたぶん、ハワイ特有の風の強さがそうさせるのではないかと思う。本土では、それこそたまたま風に恵まれただけかもしれないけど、そんなこと考えたこともなかった。
RWY上で右からのクロス・ウィンドで、ノーマルのレフト・パターンで回るなら、
クロスウィンド・レグでは、後ろから押されるから深めのバンクでとっとと旋回し、
ダウンウィンド・レグでは、遠くのランドマークを目標にしつつ、左から押されるから少しCrabをとり、
ベース・レグに入るときには、風に押されているので浅めのバンクで気持ち長めのレグをとり、
ファイナルでは、Crabしつつまっすぐアプローチをする。

これにあわせて、垂直方向のプランニングも重要だ。テールウィンドなら浅めのアプローチ・パスにするとか・・・

その辺をナットクして帰ることにした。

いつものようにinterchangeでAPPにコンタクトするが、なんだか騒がしい。
しばらく呼び出されないので、interchangeでサークリングを開始した。2周目で、どうやら米軍の大型輸送機がエマージェンシーを宣言しているらしいことがわかった。

「こりゃ長くなりそうだな・・・」

サークリング中にMr. Gがそのトラフィックを視認した。デカイ・・・C-5だ。火は出ていないようだが、4発のENGの内1発とまったのだろうか?

今日のACはほぼ完璧だと思っていたが、ここで1つチョンボやってしまう。
APPがなにか言っていたけどそれをよく聞き取れず、キーワードだけ聞き取るとClass Bのクリアランスに聞こえたので、そのとおりリードバックしたのだが、なにも返答がないのでクリアランスが出たものと理解した。
サークリングを終了し、降下しながらフォードアイランドに機種を向けると、Mr.Gが

「クリアランス、まだだよ」

やってしまった。やっぱりConfirm, if I was not sureだったか・・・(基本だ、基本!)

やっとのことでクリアランスが出てHonolulu Class Bに進入、Ford IslandでTWRにコンタクトする旨の指示、上空に差し掛かりコンタクトすると、

"46J, continue"

なんだろう、いつもならproceed to downwindとかFollow the traffic 3nm ahead 3 o'clockとか言ってきそうなのに・・・
ひとまずそのまま進入を継続する。他のtrafficがGo Aroundをコールする。ここで信じられない指示がくる。

"46J、Left Turn, proceed to direct Ford Island"

冷静にリードバックしたけど、こんなディレクションはなかなかナイ!フォードアイランド上空で旋回を開始した。
けど1周で終了。アプローチ時にRWY8Lに鎮座するC-5を視認、RWY8Lはしばらくクローズ。そして、RWY4LへLDG。

パターンの描き方の考え方、風とプランニング、多くのことを学んだ濃い内容のFLTとなった。

ところで、今日はボイスをICレコーダーで録ろうとしたため、DVCは機内の音声がそのまま入っている。でもプロペラの爆音がほとんどなんだけど・・・それでも状況がわかりやすい動画が撮れている(また光度調整忘れた)ので、変種次第、UPする。(前回のMr. Gの頭はキャンセルするか)
本来は、こいつに無線の音声を追加編集したら、さらにわかりやすいビデオになるかも。
ああ、ケーブルか、それともダイオードでも入れて工作するか・・・


■今日の反省点
・APPは早口なので、判らなかったら堂堂とconfirmしましょう。

■ワンポイント
・ウィンドコレクションは、エルロンが風によるドリフトを止め、向きをラダーで調整。


これまでの飛行時間:67.1hrs

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No title

Zackさん、どうもです。

ちなみに、Zackさんのお使いのICレコーダーは、プラグイン・パワーではないのですか?
一般的にICレコーダーの殆どのMIC端子はプラグイン・パワー方式らしいと、どこぞのサイトで見たことがあります。
「不思議なこと」について考えてみると、Zackさんお使いのマイクはリチウム電池を使用しているので、

・プラグイン・パワー非対応なら、ノーマルの動作
・プラグイン・対応なら、マイクの電源有無にかかわらず作動

ということになりますね。この点で考えると、ICレコーダーとDVCで違いがナイことになります。

ただ、そこら辺のことを勉強しているうちに、なんだかオーディオのマニアックなサイトばかり見てしまって、正直詳しいところまでわかっていません。
プラグイン・パワーってのは、必ずしも電源非搭載のマイクしかうけつけないのではなく、どちらのタイプも受け付けるのではないかと思っています。ただ、その電流の向きや強さによっては、機材に影響を与えることもあり得るのかなと・・・

例えば、プラグインパワーで電源をマイクに供給しようとしている(さらに、音声信号自体は機材に流れる)ところに、マイクの電源からの電圧が機材方向に加わるので、音声自体は増幅される、つまり大きな音で録れる。
電圧によっては、過電圧過電流となり、機材のMIC入力がイカれるかも?もちろん、リチウム電子くらいの電圧では起きないと思いますけど・・・

現物確認、というかかなりノイジーなビデオをUPしました。
後ほどURLをUPします。

MAHALO!

ちなみに、カールコードってことは、Zackさんはひょっとするとヘリパイですか?
(勝手な想像ですみません)




No title

KOMMYさん こんにちは。

ビデオ見ました。あの映像であの音声のクオリティーが理想ですね。
色々と試しているようなので後は現物で動作確認しかないかな~・・・。

私が使っている小型マイクはピンタイプの物で、リチウム電池で作動するやつです。
ヘッドセットのカールコードに這わせてジェルパッドの内側へと通しています。

KOMMYさんの目的は映像と音声が一致したデータですよね?
「マイク忍びの術」を押してるわけではないですが、仮に・・・
DVC(プラグインパワー)に電源付きマイクではどうでしょう?

不思議な事が起こりそうな気がするのは私だけかな~・・・

ALOHA!

No title

Zackさん

私のカキコミが言葉足らずでしたね。
「ノイズ」はアビオ側に入るのではなくて、ICレコーダー側に入ります。つまり、ヘッドセットはクリアに聞こえるのですが、ICレコーダーで録ったボイスが、Readbleではあるのですが少々バリバリな感じです。ヘッドセット優先、これは私としても譲れないところなんです。

この問題は、これまでの検証で、どうやら録音機材(DVCもしくはICレコーダー)とフォーンジャックを繋ぐケーブルに依存しているようで、

・抵抗入りケーブルを使うと、音声は非常にクリアに録れるが、ヘッドセットの音量が小さくなる。
・抵抗の入っていないケーブルを使うと、録音した音声にノイズが入るが、ヘッドセットには問題が発生しない。

たぶんこの抵抗の数値によってヘッドセットへの影響が変化するのではないかと思っています。
ということは、後席にヘッドセット使用の客がジャックを使用するのと、ICレコーダーに繋げること自体は代わりがないので、要はケーブルがヘッドセットのフォーンプラグのケーブルと同じくらいのクオリティであれば、成立するはず。
これが私の最新の仮説です。

それまでは、プラグイン・パワー説というのがあって、「機材からフォーンジャックに向う電圧があるためにヘッドセットの音量が下がる」と思っていました。ですが、これだと抵抗ナシのケーブルを使ったときに発症しないことについて、説明がつきません。

こんな感じなので、これまでのところ、準備はしても、結局ENG Start前にプラグを抜いています。そこはやはりフライト・セーフティ・イズ・ファーストですからね。特に、ネィティブでない私の場合、巻き舌英語のATCを聞いている限り、ヘッドセットで聞こえるボリュームはできるだけ大きく、かつクリアな方がイイですし。
ご参考までに、録音を断念したときのビデオのURLです。↓

http://www.youtube.com/watch?v=E7F-qXmO5Is

このほかにも、Radio Shackで買ったマルチバンドレシーバーとDVCを繋ぎ、レシーバーにPHNLのDEL、GND、TWR、HCF APP/DEP、それからPHJRのTWRだけをスキャンさせて録るということもやってみました。これは効果的でしたが、やはり無線しか録れないことと、自分と関係のない周波数にポンポン飛ぶんですよね・・・

今日のFLTの映像と音声をくっつけて見てみると、やはり復習としてはスゴク役に立ちますネ。
ただ、両者をPC上でタイミングをあわせて繋げるのは職人技です。今合体させてみたのですが、最初は合っているのに、後ろの方に行くとズレているんですよね・・・これってDVC画像とICレコーダー音声ファイルの再生スピードの問題なのだろうか???

Zackさんのヘッドセットに忍ばせているのは、ピンマイクタイプですか?
電気的にアビオと完全に切り離されているので安全といえば安全な方法ですね。ICレコーダーを繋ぐことで無線機の送信に影響を与えているとは思わないですが、完全に切り離されている以上は、借りに無線機に干渉が起こったとしても推定原因から外せますしね。
rokonさんから紹介いただいたケーブルJB-22の規格がわかれば、まだ比較検討ができるんですけど・・・
あ、イヤホンをマイク端子に繋いでヘッドセットに忍ばせると、どうなるんだろう?

BOSEのヘッドセットは高級品ですよね~。5年前本土で訓練していたときに、イントラが使っていました。
これはDCを使っている今のイントラが言っていたのですが、DCはパーツ交換関係の補償(?)が充実しているそうで、対象となるパーツの範囲は決まっているようですが、それでも必要コストは郵送料のみだそうです。BOSEはそうではないらしいです・・・

MAHALO!

No title

Kommy さん こんばんは。
悩みどころですねー・・・。 でも一つだけ、確かにしなくてはいけない事は・・・

”確実” に録音できるという事をお忘れなく。 それと・・・
DVCなりICレコーダーなり何を使うにしてもフライトには全く影響を与えない
という事を確約しなければね。それは同じ空を飛ぶ人たちにもです。
空を飛ぶ限り想定される問題は必ず避けなければなりません。
例えば、DVCを繋げてヘッドセットの音声に少し問題がある状況で離陸
したとします。暫くは問題もなく訓練に集中していました。Kalaeloa Towerの音声も
少し小さいけど聞こえます。そしてPHNLへ帰るためにHCF Approach にコンタクトした
時に違和感を感じます。確かにコンタクトは取れているのですが途切れ途切れで何を
言っているのか全く理解出来ない状況です。

・・・・まず、DVCのプラグを抜くでしょうね。
プラグに手を伸ばしている時にEngine Failureが起こったらどうしますか?
それも初ソロの時だったら・・・・

でもこんな事はすでにイントラに教わったとは思いますが・・・忘れてはならない事です。

因みに、David clark のX11も優れものだと思いますが BOSE はどうでしょう?
これからのことを考えて体に負担がかからないヘッドセットが良いかと存じます。
X11よりも遥かに軽く音声もクリアに聞こえます。

ただ値段がですよね・・・そこが今の私の悩みどころです・・・

ALOHA!

No title

Zackさん、はじめまして。
カキコミありがとうございます。

ご指摘の件は似たようなことをイントラから教えてもらってはいるんです。
なるほどコロンブスの卵だと思いました。

http://www.mickeydustspeck.com/flight/urmc.html

これだともう1つヘッドセットかヘッドフォン必要になるので・・・と思っていたのですが、Zackさんの場合は自分のヘッドセットの中に入れちゃうんですね。それも面白いですね。

今日(6/12)のFLTで抵抗の入っていないオーディオケーブルで試してみたら、ヘッドセットへの影響はありませんでした。ただ、DVCの時ほどではないのですが、ノイズが・・・

FLT前の一手間は、後席の窓にカメラ装着してカメラアングル確認して、ICレコーダーセットして、おまけに足が短いからクッション使ってシート調整して・・・MICをヘッドセットに忍ばせるくらい、なんてことありません。

ヘッドセットはSOFT COMの5年前に買ったお手頃のシロモノを使っています。イントラがDAVD CLARKのX11を使っていて、そのノイズ・キャンセリングに魅せられて私も購入しようと思っているところです。円高待ちなんですけどね、もうすぐ買っちゃうかもしれません。

rokonさんから紹介いただいたケーブルも魅力があり、Radio Shack(よく行くんです)のマイクとあまり値段も変わらないし、悩むところですね・・・


No title

はじめまして。とても詳しくフライトの様子が綴ってありますね。
KOMMYさんのマニア度が伺えます。

ATCの録音でお困りのようなので一つ提案させてください。
もし音声だけを録るだけなのであれば小型マイク(電源有り)が一番有効だと思います。
たしか”RADIO SHACK” という電化製品の小売店がホノルルには点在しています。
以前そこで$27前後で購入しました。それをヘッドセットに忍ばせてダイレクトにICレコーダーに
繋げれば問題ないかと。あくまで音声だけですけどね。私はその方法で録音出来てます。
たしかにコネクターを使えば収まりがいいのでしょうけど使っている人を見たことがないのでなんとも
言えません。試してみる価値はあると思います。
小型マイクの利点はヘッドセットから聞こえる全ての音声が録れるのでATCは勿論、インストラクターとの会話も全て含まれます。ヘッドセットの種類にもよりますがDAVID CLARKなら問題なく可能です。
もしヘッドセットをレンタルされていたらフライト前の一手間になりますが、確実です。

またちょくちょくお伺いします。ご検討下さい。

ALOHA! Zack
プロフィール

KOMMYthePILOT

Author:KOMMYthePILOT
このblogでは、FAA Commercial Pilot(ASEL, AMEL) with Instrument Rating(事業用固定翼単発・多発操縦士+計器飛行証明) KOMMY(元ハワイ駐在員:現在は日本在住)のFLT(Flight)の模様をお送りしています。


ちなみに、
1970年生まれ、九州生まれの"おいさん"です。
(ウチの地元では、"おじさん"のことを"オッサン"と言わずに、"おいさん”と言います。)

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