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"VATSIM"

06/02/09
No FLT

この誰も読んでいないだろう閑散としたblogに珍しくコメントを頂いたので、そのコメント上のトピックについて今日はUPしてみたい。

Virtual Air Traffic Simulation Network、略してVATSIMというのだそうだ。
これ具体的にナニをやっているのかというと、「航空管制ごっこ」だ。ま、「遊び」だ。ただし、生半可な遊びではないことは確かだ。

フライトシミュレーターというソフトウェアをご存知だろうか?一般的認識はPC上で作動するゲームであるが、これはゲームではない。その名のとおり、シミュレーターなのだ。
代表的なフライトシミュレーター(FS)ソフトウェア(PC上で動くもの)として、Microsoft社のFlight Simulator(最新ver.は、10代目にあたる"X")、他ベンダーではX-Plane(最新Ver.は"9")というのがある。
これらは、PC画面上にコックピットやそこから見える風景を忠実に再現している。ただ写真的に再現しているのではなく、航空機の操縦操作に応じて計器が変動し、風景も動く。その風景も架空世界ではなく、実際の飛行場データに基づいたヴァーチャル空間だ。
このソフトウェアを搭載したPCに、ジョイスティック、スロットルデバイス、ラダーペダルを繋げると、立派なコックピットだ。大半の飛行機に興味のある方なら、その遊びに満足できることだろう。
ちなみに、FS2004という現行の1世代前のバージョンの画面がこちら。羽田RWY34Rにアラインしたところ。
KA350.jpg

ところで、FSは忠実に飛行機の操縦を再現するという点においてスゴイ、これは間違いない。とはいっても、所詮はPCで作られたデジタルデータだ。
では、それらのデータから航空機の位置情報(緯度経度)、高度情報、速度情報(速さとその向き)を読み取るとする。
極論だが、こーゆーものができる。↓
atc.jpg
この画像は、管制をシミュレートした、PC上で作動するソフトウェア(無料)のスクリーンショットだ。
出典: http://www.vatjpn.org/ja/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=1030&forum=7

明るい緑色で、JJN3225とかJAL821とか書いてあるのはトラフィック、つまり航跡情報だ。ちなみに、これらのトラフィックは、スタンドアロンのPCのゲームで無作為に造成されたものではない。
説明の簡便のため、ここでこのソフトウェアを「ATCクライアント」と呼ぶ。

さて、FSで飛ぶ側(PC)があるサーバーに接続(インターフェイスとなるソフトウェアが必要)し、FSで飛んでいる位置、高度、速度(だけでなくトランスポンダのコードも!)を送り、
同時にATCクライアント(これもPC)も同一のサーバーに接続し、FS側の情報を受け取ると、
このスクリーンショットのような画像が表示される、
という仕組みになっている。

つまり、FSはパイロットとして飛行し、ATCクライアントは航跡をリアルタイムで見ることができる。
しかも、航跡を区別するためにパイロットは自分の飛ぶ機種、コールサインを指定し、フライトプラン用ストリップを提出することさえできる。


次に、ボイスチャット。
これはもうメセンジャーとかSkypeとかで認知度も高いと思うが、こちらもボイスチャット・チャンネルを用意したサーバーにFSとATCクライアントの相互がアクセスすることで、双方での音声通話が可能になる。
つまり、航空無線のシミュレートだ。日常会話のかわりに管制英語を用いればよい。

もう一度ATCクライアントの話に戻るが、画面を見ながらFS側のパイロットに管制英語で呼びかける(その逆ももちろんアリ)と、どうなるか?
バーチャルの管制空間の完成(ダジャレ?)だ。

あとは役割を決めればよい。誰がどこの空港のどんな役をやるのか。

こんなネットワーク環境を提供しているのが、VATSIMというネットワーク(というかグループかな)だ。
あちこちに支部があり、日本支部はVATSIM JAPAN、略してVATJPNと呼ばれる。

遊ぶためには登録が必要だが、FS以外のソフトウェアは基本的に無料、インターネット環境があればダレでもできる。
そのバーチャル空間では、皆がパイロットや管制官になりきり、管制英語を使い、航空交通を模擬して遊んでいる。
IDを持っている人数で数えても、世界で数万人とかいるんじゃないだろうか。

ただし、いろいろなレギュレーション(ルール)があるので、そこはしっかり守っていく必要がある。
といっても常識的なことが守れれば、大丈夫なレベルだ。

これをやってて助かったのは、
・計器の読み方は実機に乗る前から理解できた。NAV1,2のVORの操作もスンナリだった。
・管制英語はFSでも実機でも全く同じ。発音の問題と、アメリカ独自の用語や手順を除いてわからないことはなかった。
・XCの準備でNAVLOGを作って、気象環境をリアルワールドと同じ数値に設定し、FSで実際にそのルートどおり飛んでみたら、イメトレとして十分機能した。
(真ん中以外はVATSIMというか、FSの効能か!)

というところ。特に、IFRの訓練には絶対効果があると思う。
VATSIM自体が、基本的にIFRトラフィックとその管制を模擬する嗜好だし。
(VFRも受け付けています!)

より詳しい解説は、http://www.vatjpn.org/ja/ からどうぞ。(日本支部です。)

最後に、前回のFLTで録音を中止した模様をUPしたので、こちらからどうぞ。
(注:ハチャメチャ・イングリッシュです、字幕を入れてみました。)

http://www.youtube.com/watch?v=E7F-qXmO5Is&feature=channel

これまでのFSでの飛行時間:2000hrsくらい、たぶん。

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No title

おお!rokonくんではないですか、ようこそいらっしゃいました。
(ちなみに、ここでBROKEと私が呼ばれているのには理由があって、言って見ればもう1つ別の私のハンドル・ネームみたいなものです。)

密かに読んでいましたか!
またビデオを期待しているとのコト、もう少々お待ちください。特に、今後SOLOのときや、ライセンス取得後のFLTでは、カメラを前席に設置できるので、風景はお楽しみいただけるかと思います。(ポジションもあれこれ考え中です。)

それと、音声ですよね・・・
今推定しているところは、DVC側のMIC端子がプラグインパワーであることが原因ではないか、と考えています。
MIC端子には本来外付けマイクを繋ぐわけですが、マイク自体が電源をもっていなくい場合(PCのヘッドセットもそうですね)にDVC側から電源を供給することができる、というのがプラグインパワーなのだそうです。
で、今の録音方法としては、機体のフォーンジャック(音声出力)とDVCのMIC入力を繋いでいます。
ということは、DVCからフォーンジャック側に電流が流れているはずなのです。おそらく、これがヘッドセット音量が小さくなる理由だと見ています。
つまり、このプラグインパワーがキャンセルできれば、アビオニクス側への影響はナイと思うのです。
これまでの方法でチョンボをしていたのが、DVCにつなぐケーブルはモノラル3.5mmφの抵抗入りケーブルを用いていましたが、機体側は6.3mmφのサイズなので、変換アダプターを使っていたのですが、これが実はステレオだったのです。そこで、新たにモノラルアタッチメントを入手してトライ予定です。

あれこれ調べてみたのですが、なかなかこれといった情報にめぐり合えていません。1つそれらしいのを見たところでは、端子の「チップ」と「スリーブ」の電圧差をプラグインパワーが感知しているらしく、例えばステレオ用端子のチップを未接続状態にして、スリーブとリングだけで事実上右側入力だけのモノラルにしてしまえば、実現できるようなことも書いてました。
同じことを完全モノラルのケーブル(つまり上述のモノラルアタッチメント)で実現できるといいのですが、半信半疑です。
そのほかには、ケーブル(プラグ)の信号線にコンデンサを入れるといいかも、というのも見ました。ただし、セスナの機体の中で無線を録るなんてレアなことやっている人が少ないようで、これらの情報源でも実験はしていないようでした。

次回のトライがダメなら、暫定でハンディのレシーバーを搭載し、そいつをスキャン・モード(Signal Stalkerというらしく、スケルチ最大にしてスキャンを開始すると、もっとも送信出力の高い周波数をキャッチ)で動かして、それをDVCとつないで撮れば、少なくとも交信だけは録れるだろうと、考えています。
あとはプラグインパワー非対応のICレコーダーか。他の方から教えていただいたのですが、絶対確実なのは旧式のテープレコーダーらしいです。
機体が1973年製、プラグインパワーという近年のテクノロジーがあだになっているようです。

ジェネアビ・ケーブルの紹介ありがとうございました。
すべてトライしてだめだったら注文してみます。でも日本とアメリカで、ずいぶん値段に差が・・・

No title

BROKEどもです。こっそり読ませてもらっています。
ビデオ楽しみにしてるんですがなかなかうまくいかないみたいですね。
ちょろっと調べてみたところhttp://www.live-air.com/cgi/cgi_shop/shohin/2007_12_12_23_5_23/def.cgi
ここに General Aviation Video Adapter なんてものが売っているのですが、こういうものを使ってみるなんてどうでしょうか?
海外だとhttp://www.mypilotstore.com/mypilotstore/sep/1978 ここで同じようなものが売ってますよ。
あとはカメラを変えてみるとか・・・
プロフィール

KOMMYthePILOT

Author:KOMMYthePILOT
このblogでは、FAA Commercial Pilot(ASEL, AMEL) with Instrument Rating(事業用固定翼単発・多発操縦士+計器飛行証明) KOMMY(元ハワイ駐在員:現在は日本在住)のFLT(Flight)の模様をお送りしています。


ちなみに、
1970年生まれ、九州生まれの"おいさん"です。
(ウチの地元では、"おじさん"のことを"オッサン"と言わずに、"おいさん”と言います。)

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