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"North West Bound to Lihue"

7/1/10
Type of A/C: C182
Duration of FLT:2.8hrs
Route of FLT: PHNL-PHLI-PHNL
Normal T/O:2
Normal LDG:2


「いいか、Lihue(LIH)12DMEくらいでRequest direct harbor for Right base RWY3をリクエストするんだ。で、降りた後はDかH経由でParkingへ向かう。TransientはTWRのスグ近く。で、Air Service Hawaiiの建物があるから、このドアから出入りすればイイ。ターミナルへは歩いても行けるし、レンタカーのピックアップはそこからバスに乗ればいい。」

C182のCHK OUTを受けた。上のセリフは、そのCHK OUT」が終わったあとに、「今度LIHに行こうと思うんだけど・・・」とMr.Jに聞いたところ返ってきたアドバイスだ。
C182-0701.jpg

なぜC182のCHK OUT?
というのも、以前CommercialのRequirement中、「DaytimeのTrainingとしてのDualのXC」というバカげたRequirementを潰すために飛んでみてたときは、「たぶんもう乗らないかもな・・・」と思ったのだが、つい先日Piper Arrowの66TでXCに出ようと思い予約をしたとき、

「Kommy、明日、別のアプリカントがCommercialのASELのCHK RIDEを受ける。その後、100HrsのInspectionまで1.8Hrsくらいだ。気をつけて飛ぶんだぞ。」

と言われ、200psの66Tに乗れないときの代替手段がナイということに気が付いたからだ。家族で飛ぶとき、160psのC172よりも200psのPA28の方が当然早いし、快適と言うこともわかった。でもこいつがInspectionに入ったとき、C172で家族でXCと言う気にはなれない。

「じゃあ、HP(High Performance)機だ。」

N92594、機体そのものはキャブ方式の古いC182だが、230hpというパワーが魅力だ。Kahului(OGG)へのXCの帰りのレグでは追風も手伝ってGS170ktを記録している。そしてAvionicsが結構イケてる。乗らないだろうと思っていたのに、なぜか後ろ髪を引かれる思い(?)になっていた。

CHK OUT自体はSouth Practice AreaでStallやSlow FLTをこなし、Kalaeloa(JRF)でTGLをするといった程度。2回目ということもあってか、プチ・グラスコックピットには慣れた。ただしENG関係を表示しているEFAS(だっけ?)は、まだ慣れない。
PreFLTでMasterをONにするとEFASもONになるが、燃料計がデジタル表示な上に、センサーの読みをどのように数値変換しているのかわからなかったので、信用ならないような・・・燃料系、Fuel Flow、VSIはできればアナログの針表示にして欲しい。

CHK OUT自体は1.2Hrsで終わった。Take Offは85MPHでRotation、飛ばし方(マニホとプロペラピッチ)はPA28とほぼ同じConfigulationで通用する。Final Approachは1人なら80MPHt、3人以上なら90MPHあたり。気をつけないといけないのは、230HPを叩き出すだけあって大型で重いENGのため、Front Heavyになるということ。時にLDG時のフレアは気をつけないとフレア前にノーズから接地ということもあるらしい。コツとしては、フレアからアップトリムを少し多めにとること。けど、この日の風は結構強く、あまりFront Heavyを気にせず降ろすことができた。風が弱ければ、それだけ多くヨークを引くだけ(そうしないためのアップ・トリムなんだけど)。

で、3月にKalaupapa(LUP)上陸を果たし、6月にOGG日帰りツアーを敢行した、高所恐怖症の嫁さんから、このようなセリフが出た。

「カウアイ島に行きたい。」
「へ?ハワイアン・エアか?」
「パイパーで」

カウアイ島はまだ自分自身でも行ったことがない。そもそもオアフ島よりも西の島に行ったことがなく、これはいずれやってみなくてはならないとは思っていた。しかし、

「まだ自分でも行ったことがないところに、ぶっつけ本番で飛んでってもイイもんだろうか?」
ということで、予行的に単独LIHまで飛ぶことにした。

実は、1つ気になっていたことがあった。66TのDMEは、動いているところを見たことがない。OGGまで飛んだときは基本的なVFR NAV(ダイビングでいうナチュラル・ナビゲーション)だからDMEは必要なかった。しかし、DMEというのは自分の中でも重要度が高い。距離、そして計算上のGSが分かる、そして66TにはGPSが装備されていない。ということはDMEがないと、GSも目標としているDMEまでの距離もわからないのだ。
これがまだOGGやKOAまでのXCだったらそれほど大きな影響はない。LIHまでは洋上一直線だ。Radialをフォローしていけばいつか着くのだが、島が雲に覆われていたら?

だったら、NAVのしっかりした機体で事前に飛んでみて、実際の風景を確認しておけばイイ。ということでC182をチョイスした。
キャブ機、ENGのかかりはスムーズだ。ここがキャブのイイところだと思う。パッと見はわからないが、明らかにC172よりも一回り大きい、3枚のプロップ・ブレードもC172のそれより長い。そしてENGをまわすと、ENGの音はとても軽快だ。

↓比較画像
C182-0701-2.jpg

85ktでLift Off、110ktあたりでClimbするが、山からの風が強く、なんとなく上から押さえつけられているような気がする。HNLは070@17@20ktって言ってたっけ・・・

「Red Hill 3で上がった後、JRFのClass Dをトランジットするか、North Shore経由で抜けるか・・・まあ、普通はNorth Shoreだと思うけど、そこはUp To Youだ。」

Mr Jのアドバイスを思い出し、North Shore経由で抜けることにする。WheelerにNort Transitをリクエストすると、軽快な声で「Kommy」と呼ばれた。ディスパッチではない方のMr Cだ。「Yep」とだけ返す。Wheeler Fq CHGするころには6500ftに到達、Oahu TrafficをモニターしていてDillinghamのそばを通過、Trafficのアナウンスがボソボソと聞こえてくる。思わずDillingham UNICOMでリポートしてしまったが、

「Kommy、Oahu TrafficのFqだぞ。」

とMr Cが伝えてくる。

「え?そいつは失礼!」

Kaena PTを後にしたあたりからHCFを呼び出しFLT Followingをリクエストした。NEからの風が強い。LIH R115をフォローしながら飛びつい付けると、雲が立ち上がるように見えてきた。経験値では、その雲の下が島、つまりカウアイだ。徐々に高度を下げて、雲の下に出る。

西向き、2000ftまで降ろして、LIH VORTACを目指して飛ぶと、次第に島の影が見えてきた。

「左側に丘が見えて、右に飛行場、手前に灯台が見えるはずだ。正面がHarborだ。」

なんだか雨が降っているようで、正面が薄っすらと白くなっている。LIHの10DME手前でHCFからRadar Dervice Terminatedとなる。LIH TWRにハンドオフじゃないのか?
仕方がないので自分でTWRにコンタクトすると、陽気な声で

"N594, Enter RWY3 Right base, report harbor."

なんとわかりやすい!そのharborの窪みをめがけて飛んでいると、雨の中に突入した。そして豪華客船が泊まっている。
真右にRWY35が見える、そしてRWY3が・・・見えた。2週間以上のブランクがあった割には、普通に降ろせた。



LIHのTWRは優しかった。「2番目のTaxiwayを曲がって・・・Parkingはわかるか?・・・あ、そこを左。」

Transient Parkingに機体を駐めて、周りの偵察に入った。Mr Jの指示(?)どおり、UPS、ASHの建物を目指し、電子ロックのドアを抜けると外に出れた。スグ目の前がHighway(国道)になっていて、道の反対側には観光ヘリのベースになっているようだ。ターミナルには徒歩10分というところか。
LIH-terminal1.jpg
LIH-helipad.jpg

さて、カウアイ島の見所と言えば、外せないところはワイメア・キャニオン、ポイプのモンクシール、それから断崖絶壁のナ・パリ・コーストといったところだろうか。

「ナ・パリ・コーストってさあ、見る方法はトレッキングか船に乗るか空から眺めるか、しか方法ないらしいんだが、どうする?」
「パイパーで」

高所恐怖症はどこへいった?

LIHの偵察後、ひとまずナ・パリ・コーストを見てみることにした。もちろん、自分で飛んでいくことに。
napalicoast.jpg


気をつけないといけないのは、

①ナ・パリ・コースト付近を飛ぶ観光ヘリのトラフィックが多いらしい。
②コーストのその先は、Bariking Sandという米軍施設で、Class Dの飛行場があるけどもRestricted Areaである。

の2つ。
こんなとき、GPS MAPの充実した機体はうれしい。VORのRadialで判定する方法もあるが、South Kauai(SOK)もLIHもここでは拾えない。
実際に飛んでみて思ったのは、

「スゴイんだけど、モロカイ島の北側とかわらないかな~」

と言う感じだった。Restricted Areaの境界線に近づく前に、反転してHNLに向かった。5500ftまで上昇してLIHに近づいたところでHCFにFlight Followingをリクエストした。

途中、日本語訛りの交信が聞こえてきたと思ったら、灰色の4発のプロペラ機とすれ違った。海軍のP-3Cのように見えたが、

"Japan Navy 89"

というコールサインが聞こえてきた。海上自衛隊機か?

帰りのレグではずっとLIHのDMEが表示されなかったが、GPS MAPの表示では残り50NMの地点からオアフ島が見え始めた。そこから先はビジュアルで飛び続け、H1 Freeway沿いに進入するW-2 arrivalをリクエストしようとしたのだが、海岸線に到達する前になぜかRadar Service Terminatedとなる・・・なんで?
いつものように119.1MHzのHCFを呼び出すと、なんとOff ShoreのアプローチへのRVとなった。そのままRWY4RにストレートインでLDG。

全部で2.8Hrs、なかなかとび応えもあり満足だった。
C182-nav.jpg

これまでの飛行時間:279.9Hrs

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今年もよろしくお願いします。

うえださん、どうもです。
今年もよろしくお願いします。

なかなかこちらのLOGを更新する機会もないので、コメントを頂いたにも関わらずしばらく気づきませんでした。失礼しました。

さて、別記事にあるとおり、この正月はHNLに渡り、4本ほど飛んでくることができました。やはりイイですね、飛行機は。

昨日寒い日本に帰国して現実に引き戻された感じですが、今後もいろんな機会を狙っていければと思っています。

もうじき新年

お久しぶりです。 今日は正月休みの会社に来て、留守番してます。 思い出してここに来てみました。 日本の生活はどうですか。 かなり忙しそうですけど。

飛行機が好きなもの同士、新年も宜しくお願いしますね。

もうじき新年

こんにちは。 今日は正月休みの会社に来て、留守番してます。 思い出してここに来てみました。 日本の生活はどうですか。 かなり忙しい?

飛行機が好きなもの同士、新年も宜しくお願いしますね。

どうもです。

うえださん、カキコミありがとうございます。

最近はArrowとC182の搭乗率が増えています。2機ともC172よりもレンタル代が高く、欠点もそれなりにあるのですが、やはり魅力があって、思わずチョイスして飛んでいます。XCでひととおりの操作は問題なくできますが、マニューバでは予習が必要です。

渡米されていたんですね。
King AirとPiitsですか、それはうらやましいです。特にタービンのパワーは私も未体験ですし、やはりシートに体が押し付けられるような感じですか?
ここのところのHNLはあまり天気がよくなかったので、避けて正解だったかもしれませんよ。今週に入ってからは、晴天続きですけどね・・・

お久

Kommyさん、お久しぶりです。 ガンガンと飛行機に乗っておられるのでしょうか? C-182やArrowとか出てくるのでもう操縦は完璧にマスターされたのでしょうか。 高所恐怖症の方が飛行機を選ばれるぐらいですから、操縦もスムーズなんでしょうね。しかも強風のハワイで。

私は二週間の渡米を終えて、数日前に帰国しました。 その後は時差ぼけやなんやで忙しかったです。今回も色々としてきましたが、やはりHNLに行けなかったのが残念です。 2週間で西海岸はちょっと時間が余り気味でした。

でも、今回はKing AirとPittsと今までに無かった飛行機に乗せて頂きましたよ。 これほど違う飛行機たちを乗るとちょっと考えも変わりましたね。

また、ちょくちょく顔を出しますので宜しく。
プロフィール

KOMMYthePILOT

Author:KOMMYthePILOT
このblogでは、FAA Commercial Pilot(ASEL, AMEL) with Instrument Rating(事業用固定翼単発・多発操縦士+計器飛行証明) KOMMY(元ハワイ駐在員:現在は日本在住)のFLT(Flight)の模様をお送りしています。


ちなみに、
1970年生まれ、九州生まれの"おいさん"です。
(ウチの地元では、"おじさん"のことを"オッサン"と言わずに、"おいさん”と言います。)

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