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"Low clouds"

1/28/10
Duration of FLT: 4.5hrs
Route of FLT: PHNL-PHLU-PHUP-PHKO-PHNL
Instrument App:1(ILS RWY4R HNL)
Normal T/O:4
Normal LDG:4


PIC XCの時間稼ぎのため、しばらくはXCのスケジュールを入れている。できれば2月中旬までには50Hrsを達成したい。
その他にも、HoodもしくはActual Instrumentで40Hrsというのもある。(これはFAAの規則には記載があるが、Mr.Mからは言及されていない)

ベストなのは、IFRのFLT PLNをファイルして、隣にMr.MもしくはIFRのレーティングを持ったセーフティパイロットを乗せて、IFRのXCをこなすことだ。少なくとも、このXCは250NM以上の距離で一度飛ぶ必要がある。
次にいいのは、IFRレーティングは持ってなくてもPrivate Pilotであればセーフティパイロットにはなれるので、VFRで飛び、途中の区間で自分はHoodをつけて飛ぶという方法がある。
双方共に相手の都合があっての話。Mr.Mには今週の内2日間、IFRでのセーフティをお願いしていたが、1日は天候のため(IFRだから関係ないようだが、途中立ち寄り飛行場がMinimumを下回ったようだ)キャンセル、もう1日はMr.Mの仕事が急に入りIFRは断念。知り合いのパイロットに声をかけてみたが都合がつかず、結局単独でVFRのXCに出ることになった。

事前にWXを調べたところ、いつも立ち寄るKALAUPAPA(LUP)のあるモロカイ島北海岸の雲が低いようだ。マウイ島とラナイ島もあまりよくないようだ。ハワイ島は問題ない。全般的にはHaze、視程は悪くない、OutlookはVFR、低高度で行けばイケる。出ることにした。

FWY4で上がると洋上に出るまでは結構なタービュランス。洋上に出てからは少しはおだやかになった。ただし、雲は低い。HCF APPからDestinationを聞かれたので一瞬LANAI(LNY)にするかLUPにするか考えたが、Outlook VFRを頼りにLUPに飛んでみた。ただし、高度は1,500ftのまま。
モロカイ島に近づくと、島全体が低い雲でかぶせられている感じで、雲底は地上から1000ftないくらいの高度だった。1,500で飛んでいると雲が低くなってきて、東向き最低高度の500ftまで降ろす。海岸線から少し離れると、空間的に余裕ができた。LUPのパターンに入り、いつもはFull Stopしてトイレ休憩をするのだが、今日ばかりは天候急変を恐れてTGL後、East BoundにDepartした。
東方向に飛んだのは、雲が低くても視程が悪くなく島のさらに先のほうまで見えたこと、MOLOKAI(MKK)のClass Dを南に抜ければ青空が見えることは分かっていたが、そのMKKを覆う雲が低すぎてSouth Transitが無理なこと、これらの理由から判断した選択肢だった。引き返してモロカイ島の海岸線沿いに反時計回りに飛ぶことも考えたが、雲が低くなってきていることを考えれば西向き最低高度の1000ftでは飛べなさそうだった。

500ftで飛んでいると、雲は低いながらも視程は確保できていたのでモロカイ島の北海岸をフォローして飛ぶことはできた。でもどんよりとした曇り空、低高度、ところどころ雨、気持ち的にはあまりよくない。それでも、そのモロカイ島北海岸沖にヨットを2隻見つけた。海は結構荒れているけど難破しそうなほどでもない。
モロカイ島東端Halawaにさしかかり南に旋回すると、曇ってはいるけど上に空間は広がってきた。そしてラナイ島が見えた。頭上の雲が切れたとき、青空が見えてきた。

「Climbだ。5,500!」

心躍るような気持ちで上昇する。VORトラッキングでUPOLU(UPP)まで向かう。ただし、VOR DIRECTでは練習にならないので、Vルートをフォローする。カホオラエ島上空にさしかかるとき、やはり島の上をかぶせるようにSCT程度の雲ができている。その先、マウイ島まで密度の濃そうな雲ができている。
over kahoolae


UPPの手前20DMEくらいから、また低い雲が見え始めた。といってもこれは雲低も高く、問題にならなかった。UPPのCTAF122.9MHzに切り替えてアナウンスを開始すると、だれかが喋りかけてきた。ただ、なに言っているのかわからない。どうも別のトラフィックではなさそうだ。いたずらか?とにかく、ここもRWY7にTGLしてそのまま南へ。

WAIMEA-KOHALA(MUE)はいつも給油で使っている飛行場だが、最近燃料代が高くなった。それでも、2時間以上トイレ休憩していないので、立ち寄れるなら立ち寄ろうと思った。ハワイ島北端にあるUPPから南側に山を眺め、その裏側にあるMUE方向を見てみると、全面的に低い雲で覆われている。こりゃだめだろうな、と思いつつMUEのASOSでWXを聞いて見るとやはり雲が低い。このままKONA(KOA)へ直行することにした。

KOAはRWY17、ATISではwind220@9、ちょっとクロスウィンド気味か。ILSアプローチをリクエストしても良かったが、ここはビジュアルで普通に降りる。
Fuel Falmまでタクシーしている途中、あるタクシーウェイを通り過ぎようとしたとことでTWRが”Turn right at D”と言ってきて、思わずそのタクシーウェイに入ってしまった。もしろんTWRからは「そこじゃない」と言われ、丁寧に誘導してもらった。
Fuel Farmに着くと、小さなヘリが止まっていた。先に給油をしていたようだ。インド系のほっそりとした青年がこっちを見てハング・ルースしてくる。別に白人のイントラらしき人物がいる。こっちはENGをとめて機体を引っ張って移動する準備をしているところ。お互い、なにをしているかはわかったようだ。ヘリは1時間当たり250ドルくらいかかるという記憶があったが、あの青年は金持ちか?そんなことを考えながら待っていると、ヘリのENGがスタートした。ただし、ENGがスタートしてもローターは周っていない。ENGを回すのと、ローターに動力を伝えるのは別のようだ。そしてこのヘリ、ドアや窓がない。キャノピーに穴が開いて、そこから乗り降りするタイプ。高いところでは怖くないんだろうか?
r22.jpg

ヘリはエアタクシーで移動し、RWY ENDでホバリングの練習を開始した。そして自分は給油位置まで機体を引っ張って、給油。値段は、MUEよりは安かった。

さてここから復路、RWY17をRight Downwind Depで上がり、そのままNW方面へ、KONA VORTAC(IAI)R310をフォローして4000ftまで上がる。(VFRだから4,500まで上がるが正解)
KOAを上がってからのSKY CONDITIONは概ねSKY CLEAR、Hazeというところ。海面はよく見えているから視程も問題ない。LNYまでは80NM程、1時間弱と言ったところ。LNYにはArcのアプローチがあるからここで練習するのもいいかと思ったが、往路でのモロカイ島で遭遇した雲が気になった。LNYはそこから離れているが、気象状況ではモロカイ島北部のWXは、ラナイ島とマウイ島にも同様とあったからだ。

「Sky Conditionを目で確認してから決めよう。LNY 10DMEまでに決めればいい。」

LNY10DMEはArcの距離、これまでにリクエストすればATC側も受け付けてはくれるだろう。

Hazeno向こう側から、少しずつカホオラエ島が見えてきた。そしてラナイ島があるだろう方向、低高度に雲・・・4000から2000まで降ろす。その雲は回避できたが島を見ると、またまた島全体を覆うような厚い雲が・・・AWOSを入手して見ると、BRK2000。

「ダメだこりゃ。」

LNYのパターン高度は2100ft。これではパターンを回れない。雲をギリギリ掠めて飛ぶことになる。雲の下を飛ぶ場合は500ft以上の距離を開けなくてはいけない。ムリ。
Flight FollowingをしていたHCF APPに、Destination Change to HNLを告げて、ラナイ島西海岸を掠める。
(アレ、今書いてて思ったけど、雲底って対地高度だっけ?)
LNYのRWYをインサイトしつつ、その上空の雲を見て「やっぱ低いよなー」と思いつつ北上する。

そして問題はこの先だった。ラナイ島からのルートはR294でKOKOHEAD VORATC(CKH)を狙うコース。右斜め前方にはモロカイ島が見える。そして進行方向には雲があり、その下の海面が見えない!雨だ!この雨を降らせている雲が結構横に長く広がっている。モロカイ島の海岸線を狙っていけば回避できそう。そして高度も1000ftまで下げて回避する。その先が・・・SCTからBRK程度の細切れの雲がー。

なんとしてもVMCを維持すること。幸い、完全に雲に囲まれたわけではなく、避けて次のHDGを必ず見定めることができた。少し空間が広がったところで2000まで上がる。雲というか編めというか霧なのか、よくわかrたないけど白い雲の向こう側にオアフの東海岸が見え始めた。この状況でもっともイヤなのが、FWY2で2000ftを維持してフリーウェイを飛ぶことだ。たぶん、雲底2000程度の雲があるような気がする。Off Shore w/RVでILS RWY4Rを選択した。

ところが、である。2000ftから1500ft帯にSCT~BRKの雲が降りてきた。(自分がそこに到達しただけなんだけど)
ATCからはILS RWY4Rのファイナルに載せるためのベクターと高度1500の指定。正直、雲がよけきれない。VFR故に、”Maintain VMC”とも言われているので、最終手段で1300ftくらいのところで雲をたまに掠めるような飛び方で、なおかつ空間を求めたジグザグな飛び方となった。

「いよいよか?」

少し雲中飛行を覚悟してみたが、HNLから12DMEあたりで雲が切れ、空間が開けてきた。さらに進むとなんと青空が!!HNL近辺は晴れていた。たしかにATISでは低いシーリングとは言ってなかった。もっと集中して聞いとけば、この青空を予測できたかも。(そりゃ気象急変ってのもあるけど)青空になって右後方、CKH方面を見ると、カラッと晴れていた。

「なんなんだ、いったい」

あとになって思ったが、あれはたぶん前線(Front)だったのではないかと思う。いったんOff Shoreに出てRVを受けたことで、おそらく前線の伸びている方向に飛んでいたのではないかと。
ILSをインターセプトし、しっかりVisualでも確認し、RWY4RにLDG。今日のFLT4.5Hrsの締めくくりは、悪くなかった。

さて、今日のFLTの反省点、ではないけど、ポイント。
事前に気象情報は得ていて、シーリングは低いながらもOutlookはVFR、帰りのレグで雲に近づく飛び方にはなったけど、無事に帰ってこれた。結果だけ聞けば、「行かなければよかったのに」といわれるかもしれない。しかし、それは結果論。アトだしジャンケンと同じだ。行かないというDecisionも重要だが、しっかりWxを確認して自分で決めてXCに出たのだから、後悔はしてない。それにFLTも満足のできる内容だった。1つはよく考えること、もう1つは決めるということがポイントだと思う。考えるというのは、情報をできるだけ仕入れて判断することで、決めるというのは、一度決めたらそれを覆さないこと。もちろん、その先で状況が変わるかもしれないから逃げ道は残しておく必要がある。今日の場合、「モロカイの海岸線沿いに戻って南側へ抜ける」が逃げ道だ。ただ、帰りの「前線」については、もし空間を見つけ切れなかったら、LNYかMKKに引き返してやり過ごすしかなかったかも。そればかりは、飛んでみないとわからない。

そういったDecision Makingのイイ訓練にはなったと思う。
今後似たようなWxに飛ぶかどうか?それは、「Wx、機体、体調、気分その他を総合的に判断して、行きたいと思ったら行きます。」が答えだ。

ということで、前回撮り損ねたILS RWY4Rアプローチの様子をご覧ください。
本当はLLZをインターセプトするところからビデオは撮っていますが、ファイナルからの映像に編集しています。



これまでの飛行時間:162.5Hrs
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プロフィール

KOMMYthePILOT

Author:KOMMYthePILOT
このblogでは、FAA Commercial Pilot(ASEL, AMEL) with Instrument Rating(事業用固定翼単発・多発操縦士+計器飛行証明) KOMMY(元ハワイ駐在員:現在は日本在住)のFLT(Flight)の模様をお送りしています。


ちなみに、
1970年生まれ、九州生まれの"おいさん"です。
(ウチの地元では、"おじさん"のことを"オッサン"と言わずに、"おいさん”と言います。)

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