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"Arc"-IFR Training #5

12/30/09
Duration of FLT:3.1hrs
Actual Instrument Time:2.9hrs
Route of FLT: PHNL-PHNY-PHNL
Normal T/O:4
Normal LDG:4

事実上の飛行納めとなった今日のトレーニングでは、Arcを描くことになった。
このArc、読んで字のごとく航跡で円を描くというもの。さてどうやって?

この解説を文字だけでやるとかなりめんどくさい。
下のLNY VOR RWY3チャートで解説すると・・・・
vor3.jpg

GRAMYというFIX(地点)がLNY VORTACのR278の10DMEにあり、
ここからLNYを中心にしてR205をインターセプトするまで円を描いていくわけだが、
完璧に円を描き続けるわけではない。

まずGRAMYではNAVをLNYのR278にセットする。つまり、OBSセレクターで278°にすると、NAV表示は278をインターセプトした状態でfromを示す。
ちなみに、GRAMYはHDG188(R278-90°)で通過するようにする。
これはあまり難しく考えなくでも、時計回りArcの場合は+90°、反時計回りの場合は-90°となる。それは、チャートを見て、R278からどっちの向きに飛んでArcを描くのかをイメージすればわかりやすい。

で、GRAMYを通過後、左に10°旋回し、OBSを10°戻す。
つまり、NAV表示は268、これが左に振り切っている状態になる。このままHDGを維持して飛んでいけば、いつかNAV表示がR268をインターセプトした状態になる。

そしたら、また左に10°旋回し、OBSを10°戻す。
これを繰り返していって、R205をインターセプトするまで続ける。そのアトは、R205に乗ったままアプローチする。

要は、多くの直線を少しずつ角度を変えて繋げていくことで円に近い航跡を描くように飛ぶという方法だ。このとき、10DMEも注意深く見ておく必要がある。無風であれば、上記の方法だけでArcは成立すると思うが、大抵は風が吹いていて、その影響を受ける。風に流されることで本来の航跡から逸脱することもある。

そんなときは修正を加える。DMEの数値が多くなるようであれば若干ショートカット気味に旋回する角度を多くし、DMEが少なくなるようであれば今飛んでいるHDGを維持したままOBSだけ戻してDMEとNAVの相関関係を調節する。

まずコレを、Flight Simulatorでやってみた。VORTACのインバウンドHDGで考えてるとわかりやすかったため、GRAMYでのONS設定が098。コレはコレでうまくいった。

そして実際のFLTでやってみる。

今日の機体は初搭乗の2727Fだ。12Fと同じインジェクション機だが、クセというのか、相性というのは未知数だった。無線の聞こえはイイ。シートも悪くない、クッションは不要だ。クリアランスにコンタクトしてIFRのクリアランスを貰う。そして前回と同じPALAY2DEPでLNYに向かう。

チェックリストをこなしながら淡々と上がったが、なにか違和感があることに気が付いた。27Fには実はAP(Auto Pilot)がついている。それが27Fのウリでもある。で、Navigationを続けているうちに、DME表示がないことに気が付いた。

「あのさ、この機体のDMEってドコにあるんだ?」

Mr.Mと考えながら探すが、やはりDMEはない。DMEがないのにどうやってIFRで飛ぶんだ?
すると、Mr.MがGPSをいじり始めた。なるほど、GPSのDME表示を使うのか。ただ、27FのGPSは古いもので、地図表示もなく、あまり便利でない。
で、GPSでLNYのDME表示をさせた結果が、Sytem Error...

この時点で、IFRのPLNについてはキャンセルしてVFRに切り替えた。ただしHoodはつけたままだからトレーニングは続ける。少なくともLNYまでは飛んでXCの時間だけでもつけないと、このFLTが勿体無い、ということになった。

そして、GPSが復活した。
IFRはキャンセルしたが。Arcの練習をすることにした。

Mr.MのからインストラクションではOBSをアウトバウンドで設定していたので若干困惑したが、OBSが逆になるだけで左右関係は不変だし、NAV2にDIRECT TOを設定した上で、DGの9時方向のHDGとの関係、それにDMEを読み取れば、修正方向も見えてくる。

1回目は自分でMr.Mの指示どおり、2回目はMr.Mのデモ、3回目は極力Mr.Mが黙った状態で、VOR RWY3 APPを3回練習した。

結論から言えば、想像よりも複雑ではない。風の修正は必要だが、チャートと自分の位置をイメージできれば、それほど難しくないことがわかった。たぶん、時機にやるだろうHoldingの方が複雑なんだろうと思う。

そしてAPP自体は・・・1回目は高度処理が間に合わずGo Around、3回目はHoodをあげた時にはイイ位置にいて、Tail windながらもイイLDGを決められた。HNLではILS 4R、1回跳ねたけど、まあヨしとできるLDGだった。

今日で今年のFLTはおしまい。そして今年ラストのFLTで懺悔がある。
ENGをスタートして機体をRun Upエリアまで動かす際に、飛行機と飛行機の間を抜けていくのだが、今日はその感覚が若干狭かったようで、左翼端を他の機体のプロペラに接触させてしまった。プロペラ自体は回転するので、Mr.Mの言葉どおりそのまま押していったのだが、それからさらにその機体の翼にも触ってしまった。念のためENGを切ってMr.Mが降りてよく端を確認する、ということがあった。いずれも、問題ないということでそのまま離陸したが、パイロットとしてはやはり恥ずべき行為だろう。この件は、Mr.Mから校長に一報しておくということになった。

FLTから戻った後、スクールの校長がいたので"I apologize"と詫びを入れた。校長は笑顔で「それも経験だよ」とお咎めなしで終わった。

今年の締めくくりは後味が少々悪かったが、年明けは大統領がワシントンDCに帰った後、幸先のよいスタートをきりたいものだ。


これまでの飛行時間:144.9Hrs
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プロフィール

KOMMYthePILOT

Author:KOMMYthePILOT
このblogでは、FAA Commercial Pilot(ASEL, AMEL) with Instrument Rating(事業用固定翼単発・多発操縦士+計器飛行証明) KOMMY(元ハワイ駐在員:現在は日本在住)のFLT(Flight)の模様をお送りしています。


ちなみに、
1970年生まれ、九州生まれの"おいさん"です。
(ウチの地元では、"おじさん"のことを"オッサン"と言わずに、"おいさん”と言います。)

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